富士宮まつり秋宮の  歴史と人々の情熱

11月3~5日は富士宮の秋まつりが開催され大賑わい。今年も20区が収穫を祝って山車や屋台を引き回し、富士宮囃子、競り合い、親睦の踊りを行いました。

江戸末期から行われていたようですが、明確に記録として登場するのは明治後半。富士宮で大宮青年団が結成、分団割りされたのが現在の祭り組の原型になりました。明治43年頃には山車や屋台を購入したり整備がなされ、富士宮まつりが本格始動したようです。

非常に盛り上がった時代もあれば、戦後の困窮時には開催できない区もあったり、はたまた暴力や飲酒が問題になり祭りに対する風当たりが強くなって低迷した時代もありました。

この事態を何とかしようと青年有志が集まり、昭和40年頃から囃子の指導を行ったり、山車や屋台の修繕や新造が始まり、昭和50年代には徐々に祭りが再開されるようになりました。

そして今日も、古き良き伝統を伝承しつつも、毎年新しい企画・工夫も加えながら、富士宮まつり秋宮は成長を続けています。

この歴史を見ていて感じるのは、何事においても、それを良くしていこうという情熱が非常に重要であるということです。

まつりや会社、地域社会など、「あって当たり前」ではありません。「当たり前を当たり前にする為に尽力する人の情熱と行動」があって始めて、それは当たり前になり得るのです。

また「誰かが」と他者の行動を期待して待っているだけではなく「私が」と、率先していく勇気や元気を持つことで、新しい未来も開けるでしょう。

人を楽しく豊かにさせる事のできるまつり。さらに充実しながら伝承し、内外に広めて行って欲しいと思います。