社会を再発明する情熱

商店街の活性化が叫ばれて久しくなり、集客や話題作り、商店の後継者や新規事業者の発掘や育成など、課題は枚挙に暇がありません。富士宮に限らず、日本各地の「商店街」と呼ばれる場所のほとんどが、同様の課題、悩みを抱えています。

少し、歴史を振り返ると、世界に存在しているどんなまち、文明も、古代は皆草原、山、川などの自然環境でした。自然の恵みを頂きながら、時に自然と闘いながら、生きる情熱を持った人々がそこに道をひらき、生活環境を築き、人類の営みを形成してきました。近代日本で言えば、昭和の戦後、復興と発展の情熱を持った人々が取り組み今日の豊かさを形成し、富士宮も情熱であふれていました。

大きな贅沢をしない限り、餓死することもなく、だいたいのものが手に入る時代となった平成の世、私達は今後どのような情熱を持って進むべきか?商店やまちを活性化する、といっても、あの頃は良かった、と、懐古主義で昭和後期や平成初期のような高度経済成長やバブルを再現すればいいのか?

それも何か違う感じもします。衰退しているから対症療法でなんとかしよう、ではなく、これから何が必要とされるのか?何があれば私達の生活や営みが充足し、皆が幸せを実感できるだろうか?という問いかけが大事と思います。

豊かさや幸せの再定義、原点に立ち返ったまちづくり、コミュニティづくり、社会づくりが大事になってきます。過去の常識感にとらわれず、「豊かな社会を再発明する」くらいの情熱・未来視点の取り組みが必要不可欠のように思います。