昨夜、2014年11月14日は静岡県中小企業家同友会の11月例会にて、ラウンジバーエンズ・フジヤマタパスの2店舗の飲食店を手がけるエンズグループの遠藤崇浩代表の報告を聞きました。
若いころ、将来の夢もおぼろげで、漠然とした日々だったそうですが、たまたま先輩の誘いで飲食店を手伝った時、最初は中々認めてくれなかったお客様から、ある日、「美味しかったよ」と、感謝の言葉をもらう事ができ、大変感動たそうです。
一念発起して、昼夜を問わず修行に励み、最初の店舗「エンズバー」を富士宮市内でオープンさせたのが2005年、遠藤さんが若干まだ23歳の時。さらに、2009年には「ダイニングバーエンズ(現:ラウンジバーエンズ)」として、これまでの10席から40席の店舗に移転リニューアル。さらに、2号店として2013年にフジヤマタパスをつくり、2014年には特別メニューとして牡蠣を導入しました。あたるリスクを減らすために、オイスターマイスターを取得、産地に赴いて生産者と信頼関係を徹底的に築き上げ、直接仕入れて、大人気メニューとなっています。
そんな彼が、2011年に入会した同友会で磨き上げた経営理念、「お客さんが喜ぶ、幸せになる商品を、きちんと、そして適正価格で提供する。」に基づいて、日々取り組んでいます。
私がレポートした同友会、静岡県のWEBにも、彼のエピソードがのっていますのでよろしければご覧下さい。
さて、「経営理念じゃ飯は食えない」
そんな言葉もどこかで聞こえます。確かに、今日明日は食えないかもしれません。
しかし、その会社がどんな思いでやっているのか、何のために、誰のために、経営しているのか、それを明確に表したものが経営理念です。会社の魂みたいなものですね。
有限会社カボスメディアワークスも、同友会に入会し、2007年に経営理念をつくりました。
迷った時の道標です。経営者はもちろん、社員との意識の共有に大きな意味を持ちます。
実際、会社が大変だった時期にも、大きな支え、判断基準となりました。
理念は、会社を、組織を、非常に力強くしてくれる基礎ともいえます。
経営理念を持っている方、磨いていますか?共有していますか?
経営理念を策定していない方、作ってみませんか?