「世界トップクラスの商品だ!」というものを持っていても、使う人がいなければ価値がありません。逆に「世界で5番のクオリティだけど、知名度があって世界中で何万人が使っています!」という方が、価値があります。
ウイルスや不具合が多くても(笑)パソコンのWindowsは世界中に広がっています。最初は抵抗のあったスマホのAndroidやiPhoneも、今では世界中で老若男女問いません。インターネットで、ビジネスで、日常のコミュニケーションで「人が求めている」からです。
地域に目をやると、例えば、酒蔵開きは今では人気の地域イベントです。最初は馴染みがなかったので、数百人から1,000人単位の行事でした。しかし、楽しさが口コミで広がると、求める人は増え、今では数千人、1万人規模で人が訪れるイベントになり、価値が年々上がっています。富士宮に昨年スポーツクラブが出来ましたが、会員があっという間に増え、大混雑です。
都会であるとか、地方であるとか、日本であるとか世界であるとか関係なく、クオリティが高いとか低いとか、すべて別問題。人が求める数が多いほど、価値は増大していくわけですね。
逆を言えば、必要とされるものを、いかに提供できるか。創造できるか。人の求めるものをバランスよく提供し続けたいですね。