私は事務局長ということで、企画の裏方として準備から当日まで色々参加させていただきました。蔵出しの新酒はもちろん、各会場、13~15店舗ずつと、多くの地元グルメの出店を用意。牧野酒造、富士正酒造の合同開催は今年で2回目。昨年のべ2000人だったものが今年は推定3000人を超え賑わいました。地域の方にも、徐々に浸透している様子が見えました。
昨年も快晴には快晴だったのですが、強風でテントが飛ばされたり、体感温度がかなり寒くお客さんにはしんどかったな、という感じでしたが、今年は風もおだやかでまさしく蔵開き日和。最高の天候でした。
距離にして約1km圏内の酒蔵2社の間をウォーキングしながら「巡る」のがこの祭りの醍醐味の一つです。逆をいえば、蔵の祭りではなく、それをも含めた、上野の里全体のおまつり、というスタンスなのです。
中には去年に引き続き、駅前から歩いてきた方々もいて、皆さん実に元気、笑顔で楽しんでおられました。
また別途の記事でも書きましたが、蔵開きの数日前、母校の上野中学校で講演をしました。そのなかで生徒たちに語った言葉の中に「大きい夢を持って」「成功する夢には『みんなの笑顔』があるないかがポイントだ」といったような事もお話ししました。
自分だけが満足する夢は、嬉しいですが、なんとなく広がりがなくて寂しい感じがしますが、みんなが笑顔になる夢は、無限大の喜びが生まれて、無限に広がっていきます。
上野の里まつりの活動をしていても、そんなことをふと思いました。みんながのんびり、大自然の中で、安心してゆったり楽しめる、みんなで笑顔になれるイベントがあればいいな、と、上野の仲間で楽しみながら、手作りで一緒につくりあげるまつり。
3年目、4年目・・・と、毎年みんなで、楽しく、バランスをとりながら進めていって、皆さんに愛されるまつりになれば良いな、と思っています。