IT企業経営・地域活性化活動の中でのメッセージ・日記ブログです

微妙(どちらかというとダメ)なITに対する考え方1

ネットの相談を色々受ける中で、必ず遭遇するのが次の考え方です。
微妙というか、どちらかと言うと、ダメな方かなあ、と思う考え方です。

目次

1:なんでもタダで、または安くできると思っている、

なんでもただで出来ると思っている、ITは安い、と思い違いをしている方は非常に多くあります。「パソコンならちょいちょいっと簡単でしょ」と。ホームページデザインにしても、チラシデザインにしても、映像編集にしても、それなりの時間・コストがかかります。世の中には、もちろんプロ並みのセンスを持った素人やアマチュアもいるけれども、このあとの3でも書きますが、やはり、継続的に考えた場合、プロに頼むほうが良いと考えます。営業したいから言うのではなく、現実的に言ってもそう思います。

2:「もっと簡単でいい」と簡単に言う

上記の1にも通じる考え方ですが「いやいや、もっと簡単に考えて、簡単にここがこうなって・・・」と、簡単に説明されるケースもあります。しかし、簡単なものほど、難しく技術的障壁が高かったり、またはコストが高かったりします。価格と理由を説明するとかなり驚かれることもあります。機能はシンプル、構造は複雑、という事は往々にしてあるのです。

もちろん、近年では「簡単にできる」ソフトやクラウドサービスなども多くリリースされていますので、それが目指す方向とフィットするのであれば、活用すべきでしょう。

3:詳しい友達にやってもらった結果は?

ホームページ制作など、お見積りをさせていただき、成約となった際には全力で取り組んでいくわけですが、「高い」といってお断りになられた方の中に「友達に詳しい奴がいる、社員で得意な奴がいる。」と、その詳しい方、得意な方に依頼されたケースは多くあります。

もちろん、その方や会社が安定的に、安くスピーディーに制作を提供できるのであれば、それに越したことはありません。

でも、1年2年もすると、結果として「詳しい社員がやめてしまった」「友達だけに、すぐにああしろこうしろと言えない。すぐに更新できなくなってしまった」というケースを非常に多く聞きます。

結局、そうして停滞している間にビジネスチャンスを逃して何年も遅れたり、という事もありますので、親しい人、詳しい人を使おうとする考え方の功罪は色々です。

もちろん、一時的にそういう方々に協力いただいて、ハードル低くスタートを切ること自体は間違っているとは言いません。ただ、友達の場合でも、詳しい社員の場合でも

「どのように作成したか、確実な記録を残しておく(=仕様書的なもの)」
「サーバーやドメインやクラウドサービスなどは、必ず運営元の名義で契約する」
「引き継げる保険の人材または専門業者のルートを確保しておく」

といったところの準備、徹底は必要になりそうです。

長いので明日に続きます

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この記事を書いた人

株式会社カボス(旧:有限会社カボスメディアワークス)代表取締役。WEB制作・ITサービス提供会社を経営しながら、富士宮市・富士市・富士山エリアを核として地域活性化活動を体当たりで元気に20年以上取り組んでいます。

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