【52】名前をつける・再定義・再発明する

 iPhoneの発表時、アップルの創業者、故・スティーブ・ジョブズ氏の「アップルは、電話を再発明する」と言った言葉が象徴的であった。これに何か専門機器のような名前を付けていたとしたら、ここまで普及しなかったと思う。いくら多機能でもiPhoneはあくまで「電話」であることが大前提なのだ。

 蚤の市というと古いけれども、時代と共にフリーマーケットとか、マルシェとかに変えると、何かオシャレな雰囲気を帯びてくる。

 手前味噌だが、「酒蔵開き」も2か所の上野の酒蔵「めぐり」でスタートした事が大きな特徴だ。地域をめぐるコンセプトを元に、会場数が増え11年目のいま、5会場にもなり自己成長している。

 日常のビジネスで「定例会議」というと「いつもの会議」と参加者は感じるわけだが、仮に「秘密会議」「トークバトル」などとすると、同じ議題でも全く意識が異なってくる。

 自分が所属する団体では、青年部を【青年懇話会】とし、懇親会を【深新の会】と呼び、どこにでもある集まりとは違うのだ、という参加者への意識付け・意味付けを行っている。

 ネーミング・定義次第で変わる印象、コンセプト、意識が多くある。身近なものを再ネーミング・再定義するとしたら皆さんはどう名付けるだろうか。