【58】過去にないスタンス・切り口で進む勇気

 1980年代後半、ロックバンドの「X JAPAN」は、「どんなに良い曲を作っても知られなければ意味がない」と、様々なバラエティ番組に出演し、ハードロックやヘヴィメタルという刺激的な音楽やビジュアルをお茶の間に浸透させました。もちろん、それには多くのバッシング(特に同じ業界から)もありましたがものともしませんでした。

 講談師の六代目神田伯山も、「良い話も積極的に様々なメディアに登場し人気を博し、衰退しかかっていた講談師の世界の中で大きな知名度向上の成果を上げています。新型コロナ禍にあってもYoutubeでのオンライン講談やイメージ展開に積極的にチャレンジしています。彼も恐らくはそれなりのやっかみも受けたりしていたことでしょう。しかし、その使命感で切り開いています。

 富士宮やきそばも同様です。 X JAPANや神田伯山と富士宮やきそばがどうつながるのだ?と思うかもしれませんが、過去にないスタンスや切り口でメディアを巧みに利用し、知名度、人気度を上げた手法という点では、原理原則はまったく同じなのです。 いいものが在って、人を楽しませる、喜ばせることができる想いがあるのなら、知恵を絞って、あらゆる手段を講じて前に進んでいきたいものです。