働き方改革という言葉が日々駆け巡っています。色々テーマ、各論がありますが、基本となるのは、タイトルにあるとおり「やらない事を決める」ことだと思います。
例えば、経営者や中核役員は当然に、指針づくり、人事、労務、資金繰り等、事業の核となる役割をきっちり果たさねばなりません。だからといって、例えば、雇用契約書や各種取引の契約書の条文一字一句を全部書きあげたりするのはナンセンスですし、お金の管理が大事だからといって、社長が日々の何百円何十円の細かい伝票を打ち込んでいるのもどうかと思います。
それらは、社労士、税理士、または総務経理担当者に任せて、自分は要点のチェックだけをして、会社が目指す方向に進んでいるかを確かめていけば良いでしょう。
また、カボスではこれまで日報を細かく記載してもらっていましたが、記載の手間が多かったので「記載しなくていい事」の範囲を拡大し、さらに作業報告書等は、今年からキントーンと呼ばれるクラウドを使って、手書きも更に減らしました。
前例・慣例に沿って「今まで通り」は楽ですが発展がありません。皆さんの業務で「やらなくていいかもしれない事探し」をすると、色々見えてくるのではないでしょうか。